「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、そのとおりに朝晩はすっかり冷え込むようになってまいりました。新型インフルエンザも一時期の騒ぎではないものの、その感染力の強さで各地の学校で学級閉鎖となったり、国内でも死者がでるなど、徐々にその猛威を振るう気配がします。彼岸のシルバーウイークに向け、各所で予防対策をしているようですがやはり、心配ですね。
お彼岸というと春、秋分の日を中日とし、その前後3日をさします。ちょうど太陽が真西(西は極楽浄土のある方角)に沈むことから、この1週間を先祖を偲ぶ期間として、一般的にお墓参りをしたり、お坊さんを招いてお経をあげて供養してもらったりします。
先祖を偲ぶことは、前にもお話したように、供養のためお経をあげることだけではありません。
先祖に想いをはせることによって、自身を見つめ直す意味もあるのです。
たとえば自分の子どもに対して「自分のようになってほしい」と思いますか、それとも「自分のようにはなってほしくない」と願いますか?「より良くなってほしい」と考えるところに子どもを想う親の心が生じるのです。同じように先祖も「自分よりすばらしい人になってほしい」と子孫に対して願ってくれているのですから、感謝の念を抱くのは当然ですし、少しでも応えられるよう日々励んでいくことは、何よりの供養となると思います。
同じように感じる日々も「今日只今(今のみ・今しかない)の心」で生きれば、私達の人間性が高められていくことでしょう。 合掌
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