立夏となり、木々の新芽や草花が勢いよく覆い茂る頃となりました。小鳥のさえずり、カエルの声も聞こえてくる、気持ちの良い季節です。
私的なことではありますが、3歳になった長男が4月から幼稚園に通うことになりました。今までは四六時中親と過ごしてきたのが初めて親と離れ、先生や同い年の子ども達との集団生活をすることを学び始めました。
当然のことながら、自分の好き勝手にできなかったり、友達がさっさとできることが自分には上手く出来なかったりで、泣きわめくこともしばしば。
それでも日を追うごとに、少しづつではありますが成長を感じる場面があったりします。人生の中でも一番急成長を遂げる時期だからでしょうね。
そんな変化に対応が追い付かないのが親の方で逆に育自(いくじ)されております。
さて、「蒔かぬ種は生えぬ」とはときどき耳にすることわざかと思います。文字通り、収穫(結果)を望むなら種を蒔くことが1番ということです。つまり原因がなければ結果はないという意味で用いられます。
しかし、土を耕し種を蒔いても水や肥料を与えなかったり鳥についばまれたりして、思うように育たないこともあります。蒔く時期や天候にも左右されてしまいますね。
また、しっかり手入れしても良い収穫に繋がらない場合もあります。
この言葉の意味するところは何か事を成そうとするならば、先ず行動を起こさなければならないということです。
お大師さまもおっしゃるように、仏さまの教えという良薬があっても、それを服用しなければ効果はない。処方箋に書かれた効能をいくら読んでも身のためにはならない。先ずはその薬を服用することが病を治すのに大切なのです。
私たち自身、そして未来を担う子どもたちも安心して生きてゆく為の種蒔きをする時ではないでしょうか。合掌
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