真言宗 御室派 

清 蓮 山
  
森 泉 寺


 今月のひとこと
このコラムでは森泉寺に掲示している標語を挙げ、皆様と共に仏の教えを学ぶ場にしたいと思います。


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秋月の光に心を洗い、道に努めよ
No.55 2013.09.17
 今月に入って竜巻、大雨、そして台風18号の影響で全国各地に甚大な被害が出てしまいました。今年の猛暑などを含めて近年まれにみる異常気象であるようです。まだまだ台風シーズンですし、皆様方もお気をつけていただきたいと思います。

さて、日に日に朝晩が涼しさから、肌寒さに変わって参りました。空気も澄んで月明かりが一層明るく感じる季節となりました。

中秋の名月、そしてお彼岸ももうすぐです。彼岸とは春、秋と年2回訪れる日本古来の風習で、昼夜の長さが丁度同じになる日を「中日」とし、その前後3日を「お彼岸」として一般的に知られており、ご先祖さまへのお参りをされる方も多いと思います。

また、「彼岸」は涅槃、悟りの境地といわれ、逆に「此岸」は煩悩や迷いのある世界。つまり、私たちの心の世界です。

お釈迦さまの示された「中道」とはこの此岸(迷い)から彼岸(悟り)への道標であり、ご先祖さまへの追慕のみならず、自身の心を磨く期間であるともいえるでしょう。

春は「牡丹餅(ぼたもち)」、秋は「御萩(おはぎ)」。季節の花に因んだ名前ですが、物は同じです。白米にもち米を混ぜて蒸かした餅に小豆のあんこをまぶして作ったものをご先祖さまにお供えしたり、重箱に詰め、家に来た人やご近所に配ったりされていました。今でこそこの時期になれば近くのお店に行けば「お彼岸用」としてパックに入ったものを簡単に買い求めてお供えしたり、食したりできますが、少し前までは米、もち米、小豆、砂糖といった材料はいずれも貴重で高価なものでした。

そんなお餅をご先祖さまや自分たち以外の人の為に作る習慣は先ほどのお釈迦さまの「中道」をまさに歩もうと、六波羅蜜の修業の第一に挙げられる「布施」を実践する姿なのだと思います。「布施」以外の道標もここに挙げておきます。

「六つの願い」 坂村真民作   (六波羅蜜) 

与えよう 物でも心でも  ・・「布施」

生きよう 人間らしく   ・・「持戒」

耐えよう どんなことにも ・・「忍辱」

務めよう 自分の仕事に  ・・「精進」

落ち着こう 息を整えて  ・・「禅定」

目覚めよう 仏の道に   ・・「智慧」


心地よい秋空の下、仏さまやご先祖さまを想い、お彼岸の1週間を自身の為にも有意義に過ごしましょう。

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