例年より早い梅雨入りだったものの、発表後から半月ほど雨は全く降らず、水不足で田植えもままならない所があるようです。気温も連日30度を越える日が続き、日中は外に出られないほど。先日15日お大師さまの誕生日に漸く待ち望んだ雨が降り、まさに恵みの雨となりました。
さて、仏教には「戒(戒律)があります。戒とは日々の習慣、癖が元の意味で、良い癖を「善戒」、悪い癖を「悪戒」といい、普通私たちは「善戒」のことを「戒」とよんでいます。
良い習慣は心を安らかにしてくれますが、努力も無しに簡単に身についてしまうのが悪戒で、一度身につくと離れにくいのが厄介です。
こうしたことから、お釈迦さまは「善を成すのを急げ、悪を心から退けよ。善を躊躇(ちゅうちょ)していたら、心は悪をたのしむ。」また「悪いことは繰り返してはならない。善いことは繰り返しなさい。」と説かれており、お大師さまは「戒」には二つの意味があり、調伏(ちょうぶく)・・・悪鬼を封じ込めること、そして清涼寂静であると説いておられます。
よく知られた十善戒もまた、悪い行い、心を離れることを習慣とするのを目的とし、同時に得られるのが、心の安定と心地よさだと思います。
善悪を他に見ることは容易ですが、個々が自身を見つめ直し、本当の安らぎ、幸せとは何か、、、戒めていきたいものです。 合掌
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