節分を過ぎてもまだまだ寒さは厳しいですが、先日、玄関脇にある鉢植えの福寿草が可愛らしい黄色い花を咲かせ、春の訪れを感じることができました。
さて、お大師さまの代表的な教えに「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)という言葉があることはよく知られていますが、それでも仏さまは拝む対象として自分とは別の存在であると考える方が多いと思います。、お大師さまは、誰でも皆この身このままで仏になれる、つまりは自身と仏が一体であるという教えを説いてくださいました。
ただそれには条件があり、三業(さんごう)という「身(からだ)」、「口(ことば)」、「意(こころ)」を清らかにし、仏さまと同じくする必要があるのです。
具体的には「身」は印契を結び(合掌)、「口」は仏さまの真言(陀羅尼)を唱え、「意」は仏さまの願いを念じることです。それらが私たちが目にし、拝する仏像や絵画、お経によって表されているのです。
子どもが親を始めとするする大人を真似て成長していくように、仏さまを真似て行動することに勤めていくと、自身の中にある仏さまの存在に気付くことができるのです。
人が成長していく中で知らず知らずのうちに自分の親の姿や言葉使い、人柄や考え方が似てくるように。
人間は他の動植物に比べ何でもできると思いがちですが、実は上記の通り、自分の体を動かすこと、言葉を発すること、心で思うことの三つしかできていないのです。
これらは連動するので、行動や言葉を観れば心で思うことは自然と現れてきます。良い行い、やさしい言葉使いに努めると心は穏やかになるでしょうし、逆もいえます。
少しでもお大師さま、仏さまの御心に近づけるよう日々努めたいものです。合掌
来月3月11日で東日本大震災発生から2年となります。はや三回忌を迎えるにあたって、当山では今月、2月25日(月)午後1時から追悼法要を勤修いたします。皆様と共に心を被災地に向け、お亡くなりになられた方々の無上菩提とそのご家族をはじめ被災された方々の心、生活の安穏、福島原発事故早期収束、脱原発を祈念致したいと存じます。
ご参拝ご焼香賜りますようご案内申し上げます。
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