今年の猛暑は例年以上に厳しいものでしたが、最近になって漸く、朝晩が涼しく感じられるようになってきました。お盆を終えてからの1ヶ月はあっという間で、気付けばもうお彼岸が目の前となりました。
ご先祖さまのお墓やお仏壇で皆様も経本を手にお勤めをされると思います。その次第は発行されるお寺や仏壇屋さんによって多少違いはありますが、先ず懺悔文、三帰、三竟、十善戒、発菩提心、三昧耶戒、開経偈、心経、諸真言、回向といった次第が一般的です。
日々の行いを懺悔し、仏さまとのお誓いをし、自らの仏心を起こして一心に心経、真言を読誦することはご先祖さまの為のみならず、自分の心の安定にも繋がることはすでにご承知かと思います。
そして、その中でも最後の回向が大切で、「願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道」(願わくはこの功徳を以って普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん)と唱えますが、「普く一切」とは「この地球上に生きるすべての生きとし生けるものすべて」と捉え心に念ずることで、仏さまからの功徳が自分や縁のある周りの人々には勿論のこと、争いが起きている世界中の国々や飢餓に苦しむ人々の元にも及ぶことを示しています。
皆がこのような心で広く幸せを願うことができれば仏さまもお喜びになることでしょう。
合掌
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