真言宗 御室派 

清 蓮 山
  
森 泉 寺


 今月のひとこと
このコラムでは森泉寺に掲示している標語を挙げ、皆様と共に仏の教えを学ぶ場にしたいと思います。


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仏は人びとを安らかにし、恵みをもたらす。
No.40 2012.04.17
 今月4、5、6日と西国三十三観音巡拝で奈良、京都、滋賀を巡りました。例年の気候であれば丁度桜の見頃の時期で楽しみにされていた方もいましたが、寒さの為に開花が遅れ、満開の桜を目にする機会は少なく残念でした。やはり自然は思うようになりません。

 しかし、お参り自体は天候に恵まれ、大きなお寺や本尊さまを堪能し、また花の時期に合わせてお参りしたいなという、次回への楽しみを与えていただけたようにも感じました。

 仏さまは私たちに心の安らぎ、恵みをもたらす為に教えを説いてくださいましたが、それが正しいことと分かっていてもなかなか実行できないのが人間です。

 去る8日はお釈迦さまの誕生日、花祭りで本堂前に誕生仏を椿などの時花で飾りお祀り致しました。誕生された際、四方に向かって7歩歩み、天と地を指差し「天上天下唯我独尊」…(この世に於いて最も尊いものとなるであろう)という宣言は有名ですが、自分が一番偉いのだという意味ではありません。7歩というのは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天という6つの迷いの世界を超えたところに本当の意味での安らぎがあることを表しているのです。

 自分の想いを満たそうとして生きていると満たされたときは満足感に浸れますが、思うようにならなくなると忽ちに苛立ち、貪り、妬みの心にさいなまれ、迷いの世界を循環してしまいます。仏さまはこのように全てを自分の思い通りにしようとして苦しんでいる私たちに対して、そこには安らぎは無いことを教えてくださっています。
 
 桜の時期を過ぎ、勢い良く新芽から青葉へと山が青く色づくこの季節。自然と心地よさを感じることができたなら、それこそ仏さまとの出会いだと思います。合掌
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