東日本大震災からはや2ヶ月が経ちました。皆さんは 被災地域の方々に対して今自分にできることは何かを考え、行動に移されているかと思います。テレビを見ていて被災者の方が言われていた言葉ですが、震災で物は無くしたけれども多くの人たちの情けをもらうことができたと涙しておられました。
お寺では震災物故者の四十九日の追善供養を勤修致しました。被災者の方々への支援はこれからも色々な形で続けてまいりたいと思います。
さて、境内の若葉が青々と茂り、色とりどりの花を咲かせ見頃を迎えています。同時に落ち葉や草の絶えない季節でもあります。
掃いてもすぐに積もってしまう落ち葉ですが被災地のことを想うと、こうして日々掃除する自然が在ることさえ有り難く感じられますし、風が止み、一瞬でも綺麗になった庭を眺めると自己満足ではありますが達成感を味わっています。
このように境内伽藍を掃き清めることは仏さまの居られる場所を悪いものから護り、荘厳することに通じ、掃除をする者の身心も清まると言われています。
寺内の私以外にも近所の檀家さんが境内の周辺、墓所のゴミ焼などをこまめに掃除してくださったり、お地蔵さまの御花を生けてくださったりと本当に有り難く、感謝に耐えません。こういう方々は、ただ少し日常を離れたお寺という場所、自然の空気の中でそよぐ風の音や小鳥のさえずり、移り変わる季節を楽しみながらされているように感じます。
ご本尊、聖観音さまは正式名称を「聖観世音菩薩」といいます。世の中の生きとし生けるものの救いを求めるどんな小さな声をも観じ、救済してくださいます。
私自身もこの観音さまの御誓願である大慈大悲、抜苦与楽を願いつつ境内を清め、訪れた方が心地よいと感じられるお寺であり続けたいと思います。
御真言 オン アロリキャ ソワカ 合掌
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