立春過ぎ、厳しい寒さが少し和らいだように感じます。
1ヶ月ほど雨が降らず、カラカラだった大地に雪や雨が落ち、気付くといつの間にか紅葉の新芽がグンと伸びていました。暖かな春が近いのでしょうか。
先月の執着の話に関連しますが、お釈迦さまは「この世の中にひとつとして我が物というものはない。全てはただ因縁によって我に集まりたるに過ぎず、ただ預かるのみ」
と言われています。
確かに体は自分の意思で自由に動かしているつもりでも、内臓などの動きは意思とは無関係ですし、思わぬ病気にもなります。
これは生命誕生以来、数え切れないほどの先祖の命を受け継いできた宇宙自然の命の働きだからでしょう。
それなのに我が物として他と区別したり傷つけあったりするのは我執であるとお釈迦さまは戒めておられるのです。
一歩引いた視点からみるとその愚かさに気付くことができ、預かりものとして自分のみならず、他に対しても思いやりの心を向けることができるでしょう。
他に施す心の余裕がない場合でも他を傷つけたりしないようにしていけば、平穏な暮らしが実現できると思います。
今月14日、バレンタインデーの翌日15日はお釈迦さまの涅槃(命日)でしたが、ご存知でしたでしょうか?遠い昔にインドで仏教の教えを広める為各地を行脚し、その後意思を引き継いだ多くの僧侶の命がけの布教により、この日本にも国を治め豊かにする法として仏教が伝来してきたのですから、その遺徳、ご恩に感謝の心を向けていただきたいと思います。合掌
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