真言宗 御室派 

清 蓮 山
  
森 泉 寺


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無財の七施
No.24 2010.12.22
今年もあとわずかとなりました。各地の社寺ですす払いやしめ縄飾りのなどが行われ、
新年を迎える準備が整ってまいりました。

当寺でも18日、今年最後の観音会をしましたが、早朝の寒い中お参りいただき、
各々本尊さまへ感謝の心を向けお勤めし、その後下座行として境内の掃除を皆さんといたしました。


1年を通じて、下座行としての奉仕作業をしていただいたおかげもあり、境内がいつもきれいに保たれることは
ありがたいことです。
「布施」と聞くと財施という金銭的、物質的なものと思われる方がおられると思いますが、
布施の語源は昔、僧侶に対して袈裟、衣に使ってもらうための「布」を施していたことに由来し、
当時高価であった自分の財産というべき布を施すことで、仏教の興隆を願い功徳を積んでいたのです。

ですから布施とは自ら施し、与えることで自分の中にある強い執着の心から離れることを目的とする行いで、
自分のこだわりを拭いさることの難しさをしりながらも実践していく修行のひとつです。

仏教の基本でもあるこの「布施」の中でも心がけ次第で出来るものが「無財の七施」といわれるものです。

1. 眼施(がんせ)
優しい温かいまなざしで人に接する。
2. 和顔施(わがんせ)
優しいほほ笑みをもって人に接する。
3. 言辞施(ごんじせ)
優しい言葉をかける。
4. 身施(しんせ)
肉体を使って人のため社会のために働く。
5. 心施(しんせ)
心から共に喜び共に悲しみ、感謝する。
6. 床座施(しょうざせ)
自分の座席や地位を譲る。
7. 房舎施(ぼうしゃせ)
雨露をしのぐ場所などを分け与える。

以上の7つを言います。
自分が苦しいとき、余裕が無いときにはなかなかできないかもしれませんが、
実はそういうときにこそ「布施行」を積むことで、功徳が周りを満たして、
めぐり巡って結果的には自分を助けることに繋がるのです。

年末に一年の感謝の気持ちで家をきれいに掃除したり、社寺やご先祖のお墓参りをすることもまた良いでしょう。

観音会を続けていく中で仏さまのお心に触れて頂き、少しでもこうした思いやりの心が育まれ、
広がって行くことを願っています。どうかよいお年をお迎えくださいませ。合掌

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