真言宗 御室派 

清 蓮 山
  
森 泉 寺


 今月のひとこと
このコラムでは森泉寺に掲示している標語を挙げ、皆様と共に仏の教えを学ぶ場にしたいと思います。


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虚しく往きて実ちて帰る
No.21 2010.09.17
 最近になり漸く残暑が和らぎ、朝夕涼しくなってきました。
それに順じてお彼岸のお墓掃除、お参りに来る方もおられるようです。

 今回の標語はお大師さまがお書きになった「性霊集」の中に出てくる有名な言葉です。

お大師様の師である恵果阿闍梨は貧民を救うには財貨を用い、愚民を導くには仏法を用いられ、財貨を蓄積させず惜しまないことを心とし、仏法を広めることに力を尽くすことを旨とされていました。ですから恵果阿闍梨の元を訪れ、密教の教えを求めた人々は皆充実して帰られた逸話によるものです。

 私たちは大なり小なり様々な悩み、苦しみを抱えて生きています。
お寺はそんな不安な気持ちを癒す場であると思いますし、そうありたいと日々に勤めています。このホームページ冒頭にもありますが、本堂の前で手を合わせ心の中で不安を本尊さまに打ち明け、ご真言を念じながらその苦しみの荷物を預けてみてください。観音さまは「苦を抜き、楽を与える」仏さまですから、いつでも皆平等に救ってくださいます。
 お参りを終え、帰られるときには来るまでの気の重さがスッと軽くなったのを感じてもらうことができたら幸せに思います。

 また、同じくこのお彼岸には是非、ご先祖さまのお墓参りをして、今の自分の命をを育んでくれた先祖に対してお水、生花、供物などお供えし、感謝の気持ちで手を合わましょう。父母を始めとする先祖を敬う心はやがて自分にも返ってくるのですから、、、

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