真言宗 御室派
清 蓮 山
森 泉 寺
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今月のひとこと
このコラムでは森泉寺に掲示している標語を挙げ、皆様と共に仏の教えを学ぶ場にしたいと思います。
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自然の中に隣人があり その中に自分がある
No.13 2009.12.19 |
今年の初観音厄除け祈願は本来18日がご縁日ですが、前日が日曜日ということもあり、17日に勤修しました。
15年前のこの日、早朝5時46分「阪神淡路大震災」が起こりました。
岡山でもかなりの揺れで驚き、寝床から飛び起きたことを今でも鮮明に覚えています。
時間が経つにつれ、ニュースで明らかとなってきた今まで見たことのない被害状況に、
当時は子どもながら、恐怖と深い悲しみに包まれました。
普段、自然を意識することが少なくなった現代にして、これほど身近に自然の脅威を見せつけられたのは初めてでした。
あれから時は経ちましたが、今でも被災者の心には深く当時の記憶が刻まれているようです。
自然の力に無力な人間の姿を感じながらも、同じ苦しみを味わった者同士が協力し合い、ひとりひとりが過酷な状況に正面から立ち向かった結果、現在めざましい復興を目にすることが出来ているのだと感じます。
お大師さまの言葉に、
「若し自心を知るは即ち仏心を知るなり。
仏心を知るは即ち衆生の心を知るなり。
三心平等なりと知るは即ち大覚(だいかく)と名づく。
大覚を得んと欲(おも)はば、当に諸仏自証の教えを学す応じ」
とあります。
これは、もし本当に自心を知ることが出来ればそれこそ仏心(自然)を知ることです。仏心を如実に知ることができれば、
他人の本心を知ることになる。自心・仏心・衆生の心の三心が平等一味なることを知れば、大覚と名づけることができる。
この偉大な覚りを得ようと思うならば、まさに諸仏自証の教えを学ぶべきである。
という意味です。
新年を迎え、新たな気持ちで望む1年が始まりました。
未だあえぐ不況の中、社会に対して何かを望む前に、自分の周りにいる人に対して何が出来るかを考え、支え合い、命を育むこの大地、自然を敬い、心豊かに過ごしたいものです。 合掌
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