年末が迫ってくると、大掃除や正月準備で気忙しい心境になります。そして今年1年の心の塵、垢を払い、気持ちも新たに来る年を迎えたいと願うものです。
昨年に引き続き、不況にあえぐ経済。楽しいことなど無かったと言われる方も多いと思われますが、苦しさや楽しさの基準は勝手に自分が決めているだけのことではないでしょうか。
「般若心経」の中に、「不増不減」という文句が出てきます。「増えもせず、減りもしない」というのは物が増えたり減ったりするように見えているだけで、それに心まで捉われてはならないと諭しているのです。
生きている限り、様々な苦難がありますが、楽あれば苦あり。苦あれば楽あり。楽なことばかりではやがて楽しみもなくなってしまいます。苦しみを感じるからこそ、状況に応じた小さな楽しみも敏感に気付くことの出来る心が養えると思います。
1年を振り返り、苦しいことを経験してきたなら、今ある自分に自信を持ち、楽しかったことには「有り難いこと」とおかげを感謝することで、来年に繋がる心に揺るぎない柱ができるのではないでしょうか。
寒さが厳しくなってまいりました。御身体に気を付けて、よいお年をお迎えください。
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