お盆が明け、恒例の施餓鬼法要を職衆8口にて盛大に勤修致しました。
秋雨前線の影響で、当日も予報では雨マーク。今回ばかりは雨を覚悟致しましたが、朝からの曇り空は法要が終わると共に晴れ間を覗かせ、職衆寺院様方、檀信徒様方の祈りがご先祖さまや有縁無縁の霊に至るまで行き届いたことを現すかのようでした。
法要、水供養の後は徳島県の神山町より吉祥院御尊住 新居道戒師をお招き致し、『四国お大師さんの足跡を巡る』と題したご法話を頂戴しました。
はじめに檀信徒さまとともに心経一巻をお唱えし、四つの顔を持つという四国の起こりから、お大師さまの誕生、尊者(とうともの)と呼ばれた幼少期の話から88ヶ所霊場の誕生秘話を身振り手振りを交えながら解り易く説いてくださいました。
さらに、大正15年の納経で朱印のみ打たれた大変珍しい軸二幅をご紹介くださり、当時のお参りの様子をうかがい知ることができました。
また、自坊における不思議な体験談などもお話しくださり、四国というお大師さまの霊跡の有難さを感じさせられました。
最後には十善戒のうち、『不殺生戒』についてお話しくださり、動き回る動物や虫たちだけでなく、草木にも命があり、その命を我々は押し頂いている。そのことに対して『いただきます』と感謝すること、頂いた命を無駄にせず、私たちは善い行いに勤め、生かすことが大切だと説いてくださいました。
寺社参りに於いては自身の願い事をまず先に祈ってしまいがちですが、第一に感謝、次に反省、最後に皆の幸せを願い、自身の願いは添えるという心掛けも教えてくださいました。
時折、笑いも起こり和やかな雰囲気の中、あっという間の1時間ほどのご法話の後、今年が四国開創1200年ということで、師自ら記念の御守をおひとりずつ手渡しでお授けくださいました。
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